6月6日は梅の日です。
1545年(天文14年)の6月6日に京都の3大祭である葵祭で、後奈良天皇が神事を行なった際に、梅を献上したという故事があります。
それにちなんで紀州田辺うめ振興協議会が記念日を制定しました。
梅雨の由来
ちょうどこの時期は例年であれば梅雨に入る頃ですよね。
「梅雨」の字の中には「梅」の字が入っていますが、なぜ入っているかご存知ですか?
実は梅雨は中国から伝わった言葉です。
もともと日本では6月から7月ごろの雨が多い時期は、黴(かび)が多く発生することから黴雨(ばいう)と呼んでいました。
しかし、黴という文字はあまりいいイメージではなかったため、梅を使うようになりました。
梅を選んだ理由は、同じ読み方ということ以外に、中国の揚子江周辺の梅の実が熟すころが、ちょうど雨季に当たる時期であることからと言われています。
ちなみに梅雨(ばいう)から梅雨(つゆ)と読まれるようになったのは、諸説がいくつかあります。
1つは、この時期に木々に露(つゆ)がつくことからという説。
もう1つは、この頃が梅の実が熟して潰れる時期であることや、雨がふり続けることで食べ物が傷んでしまう時期であり、そのことを「潰ゆ(ついゆ)」と呼ぶことからという説があります。
他にも諸説ありますが、どれもこの時期の特徴からとられています。
梅を使ったおすすめのお酒
梅はお酒の材料としても使われます。梅を使ったお酒の中で人気のものを紹介していきましょう。
百年梅酒|明利酒類株式会社
2008年に全国梅酒大会で優勝した梅酒。
国産の青梅で仕込んだ原酒をじっくり寝かせて、最後はブランデーとハチミツで仕上げました。
ブランデーとハチミツの濃厚なコクと豊かな香りで梅酒好きから支持を集めています。
ロックが一番おすすめの飲み方ですが、水で割ると少し柔らかな味わいとなりますよ。
紀州の梅ワイン|紀州梅の里なかた
暑い時期には、おすすめのさっぱりとした梅ワインもおすすめです。
梅の果実感があるみずみずしい味わいと香り、さわやかな酸味が調和しています。
甘さも控えめなので、いろんな料理との相性もいいですよ。
冷蔵庫で冷やすことで、よりさわやかな飲み心地となります。
男梅サワーの素|サッポロビール
サッポロビールとノーベル製菓がコラボして作った男梅サワー、この商品はその素となるリキュールです。
梅干しの旨さを丸ごと閉じ込めた味で、しょっぱい旨さを感じられます。
甘酸っぱさもあるので、男性だけでなく、女性からも人気のお酒です。
サワーの素と炭酸を1:3で割るのが一般的で、そこにカットレモンを入れると、より酸っぱさが引き立ち、さっぱりするのでおすすめです。
まとめ
6月6日は、ちょうど梅雨の時期。
ジメジメした天候が続いて、体も心もどんよりになりがちな季節ですよね。
そんな時に梅を使ったさっぱりとしたお酒を飲むとスッキリしますよ。
梅にはミネラルも含まれています。
ミネラルは汗とともに流出するので、梅を使ったお酒を飲むとちょっとした補給になります。
梅を使ったお酒を飲んで、ぜひリフレッシュしてくださいね。