6月15日は生姜の日です。
お茶漬けのりで有名な株式会社永谷園が、生姜の美味しさや魅力を知ってもらうことを願い、2009年に制定しました。
しかし、元々は石川県の金沢市にある香辛料を祀る「波自加弥(はじかみ)神社」で毎年この日に行われる「はじかみ大祭」に由来しているそうです。
生姜の効能
ショウガは薬味として使われることが多い食材ですが、さまざまな効能があり大きな健康パワーを秘めています。
主な効能は、冷え性対策や体を温める、食欲増進、消化吸収を助けるなど。風邪対策や風邪を引いた後の漢方薬としても使われてきました。
それ以外には、コレステロールの低下やアンチエイジングにもいいとされています。
ショウガを加熱すると、成分が変わるものがあるということを知っていますか?
例えば、手足の冷え性の対策としては生で食べることがいいとされています。
生のショウガには、ジンゲロールという成分が含まれており、これが手足の末端の血管を拡張させることで血流が良くなるからです。
体の芯から温まりたい方には、加熱したショウガがおすすめです。
ショウガを加熱すると、ジンゲロールの一部がショウガオールという成分に変化します。
これが熱をつくる働きがあるので、カラダの芯から温めることができるそうです。
しかし、体にいいからとショウガを食べすぎると腹痛や下痢、胸焼けが起きる可能性もあるので、量には気をつけましょう。
生姜を使ったお酒
生姜のお酒|養命酒製造
寝しなの一杯で健康増進でお馴染みの養命酒を作っているメーカーが開発したショウガのお酒です。
このお酒には、乾燥したショウガ、蒸しショウガ、ショウガ汁と3つのショウガを組み合わせたことで、香り高く、濃厚な味わいとなりました。
他には、ショウガと相性がいい12種類のハーブを配合。さらにはちみつを加えて飲みやすくまろやかな味わいに仕上げています。
ストレートやロックが基本的な飲み方ですが、炭酸割りやお湯割りにするのもおすすめです。
請福生姜レモン|請福酒造
最近人気のレモンとショウガを組み合わせたお酒です。
泡盛仕込みのリキュールに、レモンを加えたことでサッパリとした酸味を加えました。
ショウガのピリッとした味とレモンの爽やかな風味でスッキリとした味わいを楽しむことができます。
ショウガのジンゲロール、ショウガオールとレモンのビタミンCやクエン酸が同時に取れるので、食事やおやすみ前の一杯に最適です。
ロックはもちろん、お湯割りや炭酸割りにもおすすめです。
さらにビールに入れるとシャンディガフのような味わいになりますよ。
まとめ
ショウガは栄養成分が豊富で体にとてもいい食材です。
食欲増進効果があるので、ちょうど蒸し暑く食欲が出にくいこの時期にはピッタリではないでしょうか。
ショウガをお酒に加えたことで、サラッと飲みやすくもなりました。
夏バテ防止やクーラーで冷え切ったカラダを温めるために、今夜はショウガのお酒を楽しみませんか?