七味の日はクラフトビールで日本を旅しよう

七味の日はクラフトビールで日本を旅しよう

7月3日は七味の日です。

しち(7)み(3)の語呂合わせから来ており、七味唐辛子をアピールする日として、大阪にある青のりやきなこなどを製造・販売する株式会社向井珍味堂が2010年に制定しました。

七味唐辛子は、唐辛子をメインに、6種類の薬味を調合した、日本独自の調味料です。

地域やお店によって調合の内容が違うので、お気に入りを探すのが楽しい調味料でもあります。

地方によって調合の違う七味唐辛子

お蕎麦屋さんやうどん屋さんなどの卓上に置かれ、なんとなく使っている七味唐辛子ですが、地域によって調合が違うことをご存知でしょうか。

また、唐辛子以外に何が使われているかご存知ですか。

七味には、ごま、芥子の実、麻の実、のり、しそ、陳皮、山椒、生姜、菜種などが使われています。

さまざまな薬味を、地域の料理に合うように、バランスを整えて調合しています。

東京ならば、濃口醤油に合うよう、唐辛子の辛みを強くしたり、関西では薄味の料理に合わせ、辛さは程よく、のりや山椒が香るようにしたり、信州では生姜を強くしたりと、地域によってさまざまです。

また、お店に行って購入するときは、自分の好みで調合することも可能です。

ひとくちに七味と言っても、所変われば風味も変わるということを覚えておくといいかもしれませんね。

焼鳥によく合うお酒といえば

七味唐辛子をかけて食べるおつまみといって、真っ先に思い浮かぶのは焼鳥ではないでしょうか。

香ばしい醤油の香りがするタレの焼鳥は、甘塩っぱいタレの味わいを楽しめるのが嬉しいですね。

七味唐辛子をかければ、辛みと甘みのコントラストが出て、さらに美味しく楽しめます。

焼鳥を食べる時に飲むお酒といえば何でしょうか。

焼鳥屋さんで飲む生ビールが恋しいところですが、コロナ禍でなかなか焼鳥店にも行けず、お酒の提供を自粛していた期間もあったために、生ビールをお店で楽しむ機会が減っています。

そんなこともあるからか、アサヒの生ジョッキ缶が発売されると、飛ぶように売れて、一時品切れになっていました。

気分だけでも生ビールを楽しめるのは嬉しいですよね。

クラフトビールの元祖、エチゴビールを飲み干す

生ビールが楽しめないのなら、普段は飲まないクラフトビールを、自宅で楽しむのはどうでしょうか。

缶で買うと、ちょっとお値段の張るイメージのあるクラフトビールですが、お店で生ビールに払うお金を置き換えると、意外とそうでもないと感じるのではないでしょうか。

近年のクラフトビールブームで、日本全国にブルワリーがたくさんでき、現在400以上のブルワリーがしのぎを削っています。

日本でクラフトビールの元祖と言えるのが、新潟県にあるエチゴビールです。

自家培養の酵母を使い、バラエティ豊かなビールを造っています。

それぞれが個性を持つ、繊細でバランスの良い味わいのビールを、焼鳥とともに楽しむのも、時には良いのではないでしょうか。

クラフトビールで日本を旅する

最近は全国のクラフトビールを集めた「飲み比べセット」も購入することが出来ます。

エチゴビールだけでなく、全国のブルワリーのビールをあれこれスマホで調べながら飲めば、全国を旅している気分も味わえます。

普段の缶ビールとは違う個性豊かな味わいをぜひ楽しんでみてください。

七味唐辛子は、地方によって味が変わりますが、クラフトビールも同じように、造っている地域や人の影響で味わいが変わります。

七味唐辛子をカスタマイズするように、自分好みのクラフトビールを見つければ、毎日の家飲みが楽しくなりそうです。

自分が一番好きなクラフトビールを、自分へのご褒美にするのもいいですね。焼鳥とクラフトビールの晩酌、ぜひ楽しんでみてください。

今宵の酒カテゴリの最新記事