4月10日は【ヨード卵の日】その由来と世界の卵料理と楽しみたいお酒をご紹介♪

4月10日は【ヨード卵の日】その由来と世界の卵料理と楽しみたいお酒をご紹介♪

4月10日はヨード卵の日です。

日本のブランド卵のさきがけとして知られる「ヨード卵・光」を販売する日本農産工業株式会社により制定されました。

日付は「ヨ(4)ード(10)卵」と読む語呂合わせと、新年度が始まる時期に「ヨード卵」を食べて元気に過ごして欲しいという願いに由来します。

「ヨード卵・光」とは?

「ヨード卵・光」は、日本で最初のブランド卵です。

1976年に発売が開始され、40年以上にわたり愛され続けています。

ニワトリの飼料に海藻粉末などを配合することで、ニワトリの体内でヨード(ヨウ素)が自然な形で卵に移行。

普通の卵に比べて約76倍のヨウ素を含む卵です。

また、良質な白身魚の魚粉なども飼料に配合し、滑らかでコク深い美味しさが特徴の卵となっています。

卵は「物価の優等生」と言われ、30年以上ほぼ小売価格が変わっておらずとてもリーズナブルです。

しかも栄養価が高いため、卵焼きや茶わん蒸しなど数々の美味しい卵料理があり、日本人の食卓に欠かすことのできない食材ですね。

外国にも様々な卵料理があるので、そのお料理と合わせたいお酒をご紹介していきましょう!

世界の卵料理:エッグベネディクト

最初の料理は、アメリカ・ニューヨーク生まれのエッグベネディクトです。

アメリカの朝食の定番で、オーソドックスなスタイルは、ポーチエッグとベーコンをイングリッシュマフィンに乗せて、オランデーズソースをかけたものです。

トロトロの黄身がオランデーズソースと絡んで混然一体となった濃厚な味わいが、日本でも数年前から大人気ですよね。

誕生した経緯には諸説ありますが、1つ目の説は、ルミュエル・ベネディクトという人が、二日酔いの際、エッグベネディクトの原型となる料理を食べたことに由来するというもの。

2つ目の説は、ニューヨークのレストランで常連客が新しい朝食メニューをオーダーしたことがきっかけでその客の名前から料理名がつけられたというものです。

ブレッド アンド バター ロゼ

こちらに合わせたいお酒は「ブレッド アンド バター ロゼ」です。

ブレッド&バターは2014年設立のカリフォルニアのワイナリー。

手掛けた白ワインが、オバマ元大統領が主催したTPPランチミーティングにてオンリストされ、その品質の高さが認めら注目を集めました。

こちらのロゼには、グルナッシュとサンソ―を用い、イチゴ・メロン・バラのアロマを表現。

バランスの取れた酸が、リッチなテクスチャーとともに爽やかな余韻をもたらします。

卵、オランデーズソース、イングリッシュマフィン、そして時には生ハムやサーモンなど色々な食材が盛り込まれているお料理なので、それらの味わいを橋渡ししてくれるフルーティで芳醇なロゼと相性抜群です!

世界の卵料理:スフレオムレツ

スフレオムレツは、フランスの世界遺産モンサンミッシェルにある1888年創業の宿屋「ラ・メール・プーラール発祥と言われています。

当時は今のように交通手段が発達していませんでした。

モンサンミッシェルは孤島に建てられているため、潮の満ち引きなどで海に流されてしまい命を落とす人もいたほど巡礼することは容易ではなかったのだとか。

そんな中、「ラ・メール・プーラール」では巡礼者の疲れを癒そうと、簡単ですぐに作ることができるオムレツを提供していました。

私も約10年前にこちらでオムレツをいただきましたが、そのふわっふわ食感に受けた衝撃を今でも鮮明に記憶しています。

シードル・フェルミエ・ブリュット NV ル・セリエ・ド・ボール

こちらに合わせたいお酒は「シードル・フェルミエ・ブリュット NV ル・セリエ・ド・ボール」です。

スフレオムレツと同じブルターニュ地方生まれで、セリエール・ド・ボールが自家栽培自家醸造で造り上げるオーガニックシードルです。

りんご由来の程良い酸味・旨味が心地良い辛口タイプで、フルーティな微発泡がもたらす爽やかさが、軽やかな口当たり・まろやかな味わいのスフレオムレツと好相性です。

世界の卵料理:クロックマダム

最後の料理はクロックマダムです。

クロックマダムは、パンにハムやチーズをはさんで焼いたクロックムッシュの変化形。

目玉焼きをのせると名前が変わりクロックマダムになります。

クロックムッシュは1910年頃、パリのオペラ座近くのカフェで誕生したと言われており、100年以上の時を経た今もパリで朝食や昼食として食べられています。

かじるとカリカリと音がするので、クロック(croque=カリカリ)が名称の中に入っているのだとか。

ドメーヌ・ラファージュ・ラ・トリプル・スパークリング・ブラン

こちらに合わせたいお酒は、「ドメーヌ・ラファージュ・ラ・トリプル・スパークリング・ブラン」です。

ぶどう品種はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ヴィオニエです。

骨格感のしっかりとしたシャルドネに爽やかなソーヴィニヨン・ブランを組み合わせ、ヴィオニエがエキゾチックなニュアンスを添えます。

柑橘系の爽やかな香りが立ち昇り、イキイキした軽快な酸味と、程よい厚みが感じられます。

クロックマダムと合わせると、クロックマダムの「カリカリ」と軽やかな酸とがマッチしていました。

卵料理と言えば、卵焼きやゆで卵、出汁巻き、茶わんむしなどついついワンパターンになりがちですが、世界各国の卵料理にチャレンジして、お酒とのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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