毎月19日は「松阪牛の日」です。
日付は、日本を代表する和牛の松阪牛(まつさかうし)の個体識別管理システムの運用が開始された2002年8月19日に由来します。
全国で松阪牛を通信販売する千葉県船橋市の株式会社やまとダイニングにより制定されました。
松阪牛とは?
松阪牛(まつさかうし)とは、但馬牛の他、全国各地から買い入れた子牛を三重県松阪市及びその近郊で3年程度肥育された黒毛和種の牛です。
「神戸ビーフ」「近江牛」とともに日本三大和牛の1つとされており、「まつさかうし、まつざかうし、まつさかぎゅう、まつざかぎゅう」などと呼ばれています。
江戸時代には、農耕用の役牛として但馬国(現・兵庫県但馬地方)の雌牛(但馬牛)を飼育していました。
明治になり、西洋文化の影響で牛肉が食べられるようになると、農耕用を退役した牛が肉牛として売られるように。
その後役牛から肉牛へのシフトが進み、1935(昭和10)年の『全国肉用牛畜産博覧会』で名誉賞を受賞。全国的に知られるところとなりました。
1949(昭和24)年に松阪肉牛共進会が開始され、品評会に優秀な肉牛が出品されて松阪牛の名声が高まりました。
また日本食肉格付協会の枝肉格付けが最上級のA-5とB-5のもののみを「松阪牛」と認定。
品評会向け以外に一般に流通するものにも厳格な品質を貫き、松阪牛は徐々にブランド牛肉として認知されるようになっていきました。
そんな松阪牛は通販でお取り寄せでき、様々なお料理で楽しむことができます。
すき焼き用・焼肉用・ハンバーグと、それらにペアリングしたいお酒をご紹介していきましょう!
お取り寄せで楽しむ松阪牛①すき焼き
最初にご紹介するのは、竹屋牛肉店の「三重県産松阪牛 極上すき焼き」です。
きめ細やかなサーロインや肉のうま味と脂身の甘みが強い肩ロースと、赤身肉、霜降りのバラ肉などがバランスよくアソートされているので、各部位を比較しながら味えるのがいいですね。
昔ながらの枝肉熟成を施し味わいがより豊かになった極上の美味しさを堪能できます。
すき焼きには砂糖や醤油が使われ濃厚な味付なので、しっかりとした濃厚なワインを合わせましょう。
バローロ ブリッコ ボスキス2016
おすすめは「王のワイン」と称されるイタリアの赤ワイン・バローロ。
古典派バローロと言えば必ず名前が挙がる名手、カヴァロットの「バローロ ブリッコ ボスキス2016」です。
「ワインスペクテーターTOP100 of 2021」で世界第8位に選出された1本。
ダークチェリーやラズベリー、スパイスのニュアンスのある複雑かつ奥深い香りがあり、優しく広がりのあるアフターの中にネッビオーロらしいしっかりとした骨格を感じさせてくれます。
お取り寄せで楽しむ松阪牛②焼肉
次にご紹介するのは肉屋堀坂の「A5松阪牛 一頭盛り 食べ比べセット」です。
「A5」の、A・B・Cは歩留まり等級を表しており、数値は肉質等級を表しています。
肉質等級は「脂肪交雑」「肉の色沢」「肉の締まり及びきめ」「脂肪の色沢と質」により決定。
まさにTopオブTopの牛肉と言えます。
松阪牛専門店が選りすぐった9種の部位が入っています。
美しい霜降りがとろけるような味わいのザブトンや、赤身の中に細やかなサシが入ったミスジ、モモの希少部位であっさりとした味わいのヒウチなど、各部位の味わいの違いを存分に楽しむことができます。
ヘイジー IPA(缶)
焼肉に合わせたいお酒は、口の中の脂をすっきりと洗い流してくれるビールです。
松阪牛と同じ三重県の伊勢角麦酒の「ヘイジー IPA(缶)」をおすすめします。
伊勢角麦酒は、今注目度が高まっているIPAの日本での草分け的存在です。
通常の3倍ものホップを使用。“HAZY=にごった”というネーミング通り、かなりビールににごりがあるのが特徴。
パッションフルーツと柑橘の香りが華やかに広がり、口いっぱいに自然な甘味と小麦のさらりとしたした口当たりを感じ、IPAの持ち味である心地よい苦味が印象的です。
お取り寄せで楽しむ松阪牛③ハンバーグ
牛松本店の「松阪牛 特選 ハンバーグ」は、最高級の松阪牛のサーロイン・リブロース・シャトーブリアンを使用!
松阪牛の特徴は何と言ってもその脂が溶けだす温度の低さ。
それを実感できるとろけるようなソフトな食感のハンバーグです。
程良い脂をたたえた霜ふり肉を使用しているので焼く際に油を使う必要がないのだとか。
良質なあっさりとした脂と肉の甘み・肉汁が渾然一体となった至高のハンバーグです。
紀州梅酒 紅南高
こちらに合わせたいのは、梅酒ソーダです。
梅酒には程よい酸味があるため、口の中のハンバーグの脂分を洗い流しさっぱりとさせてくれます。
また、梅酒の甘みは濃厚なデミグラスソースにも合わせやすいので、ソースをかけた場合や煮込みハンバーグにもぴったり。
中野BCの「紀州梅酒 紅南高」を合わせてはいかがでしょうか?
こちらは、日本最大の梅酒コンテスト「天満天神梅酒大会」の第1回大会でグランプリに輝いた逸品!
「紅南高」は和歌山のブランド梅「南高梅」の中でも表面の3分の1以上に紅が指している梅で、果実そのものの香り・甘味が豊かです。
その貴重な「紅南高」だけを贅沢に用い、独自の段仕込みで漬け込み梅酒杜氏がテイスティングを繰り返し、濃厚で味わい深く仕上げられています。
ソーダ割にすれば豊潤な香りと味わいをスッキリと楽しめます。
ハレの日に極上の松阪牛をお取りよせして、お好みのお酒とともにその肉質や香りを堪能してみてはいかがでしょうか?