毎月11日は【めんの日】その由来と日本各地のめん料理と楽しみたいお酒をご紹介

毎月11日は【めんの日】その由来と日本各地のめん料理と楽しみたいお酒をご紹介

毎月11日は「めんの日」です。

東京都江東区森下にある、生めん類の製造業者団体である全国製麺協同組合連合会(全麺連)により制定されました。

日付は、一年を通じてめん類への関心を持ってもらいたいという想いから、細く長いめんのイメージと、「11」を「いい」と読む語呂合わせから、毎月11日が選ばれました。

数字の「1」が4つ並ぶ11月11日はその中でもシンボル的な記念日となっています。

今回は、日本各地のめん料理と、それらに合わせたいお酒をご紹介していきます!

全国のめん料理①岩手県のあんかけうどん

最初のめん料理は、岩手県の「あんかけうどん」です。

「あんかけうどん」は、岩手県奥州市江刺地区の郷土料理で、かかっているお出汁すべてがしょうゆ味の餡になっているので、冷めにくく、寒い冬でも最後まで熱々のうどんを楽しむことができます。

トッピングされている具は、伊達巻き、ゆで卵、かまぼこ、ほうれん草、しいたけなど。

江刺区の冬場のごちそうとして食べ継がれています。

夏場は冷やしあんかけうどんもあるそうですよ。

南部美人 大吟醸

こちらに合わせたいのは、岩手県二戸市の蔵元 南部美人が造る「南部美人 大吟醸」です。

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山田錦や岩手県二戸市産の特別栽培米「ぎんおとめ」の”特等”を半分以下まで磨きあげて仕込んで作られています。

華やかな香りの中にしっかりとした甘み・旨味のあるバランスの良い大吟醸で、2018年にワイングラスでおいしい日本酒アワードの最高金受賞を受賞しています。

日本酒に含まれるグルタミン酸と、お出汁のイノシン酸が組み合わさると、旨味が飛躍的に強くなり相乗効果が生まれます。

旨味の強い日本酒を燗にしてより風味を膨らませペアリングすると、さらなる相乗効果を感じることができるはずです。

全国のめん料理②愛知県の味噌煮込みうどん

次のめん料理は「味噌煮込みうどん」で、「きしめん」と並び愛知県を代表する麺料理の一つです。

八丁味噌仕立ての汁にコシの強いうどんを入れて煮こんで作られます。

しっかりとしたかつお出汁と八丁味噌の濃厚なコクがたまりません!

加えて、小麦粉と水だけで作られた生のまま煮込んだ食べ応えのある麺はクセになるおいしさ。

具材は鶏肉、油揚げ、卵、野菜、餅、かまぼこ、干ししいたけ、ネギなどです。

愛知県の専門店による味噌煮込みうどんが通販でも販売されているので、お取り寄せして手軽に本場の味を楽しんでみるのも良いですね。

グラン・シャンモリ 樽熟成メルロ 2019

合わせたいお酒は、盛田甲州ワイナリーの「グラン・シャンモリ 樽熟成メルロ 2019」。

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盛田甲州ワイナリーは、1973年設立の山梨県甲府市勝沼町の老舗ワイナリーで、数々のワインコンテストで多く入賞実績のある実力派ワイナリーです。

「グラン・シャンモリ 樽熟成メルロ 2019」には、長野県中信地域産メルロを使用。

じっくり時間をかけ樽熟成することで、ほんのり漂う樽香とほどよいタンニンのまろやかな味わいが楽しめます。

味噌や醤油には、発酵・熟成による特有の風味があり、この風味は土や枯葉の香りに通じるものがあります。

メルローは土の香りが出やすい品種であることから好相性です。

また、果実味も豊かであることから、しっかりとした赤味噌の味わいにぴったりです。

全国のめん料理③熊本県の太平燕(タイピーエン)

次のめん料理は「太平燕(タイピーエン)」です。

太平燕は、野菜と魚介類をたっぷりと使ったスープに、春雨が入った熊本県の郷土料理です。

熊本ではとてもポピュラーで、多くの中華料理店で供され、給食でも出されるのだとか。

スープはあっさりした鶏ガラや、豚骨、鶏ガラと豚骨をブレンドしたものなど色々で、具はエビやイカ、豚肉、キャベツ白菜、もやしなどがメジャーです。

太平燕のルーツは、中国福建省の郷土料理「太平燕(タイピンイェン)」です。

福建省のものには、豚肉をたたいてさつまいものデンプンと練り込んだ扁肉燕というワンタンのようなものとアヒルのゆで卵が入っています。

日本ではそれらを入手し辛いため、扁肉燕が春雨に、アヒルのゆで卵が鶏のゆで卵に変化したと考えられています。お取り寄せもできますよ。

天草

こちらに合わせたいお酒は、1899年創業、熊本県天草市の老舗蔵元 天草酒造が手掛ける麦焼酎「天草」です。

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国内産の二条大麦を用い、丁寧にモロミを作り、じっくり醸して造り上げた原酒を3年以上熟成。

吟醸香のあるコクと旨み溢れる味わいに仕上がり、原料の風味が生きています。

こちらをソーダで割って冷たーいハイボールでいただくのがおすすめ!

ソーダが発泡するたびに麦の香の香ばしさが引き立ち、ソーダの爽快感で口の中がリセットされ、最後まで飽きることなく太平燕の野菜と肉の旨味を楽しめます。

「めんの日」は、まだ出会ったことのないめん料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

そしてお酒とのペアリングを楽しんでみてください!

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