7月2日は【タコの日】その由来とたこ料理に合わせたいお酒をご紹介

7月2日は【タコの日】その由来とたこ料理に合わせたいお酒をご紹介

7月2日はタコの日。

蛸研究会により制定されました。

日付の由来は、関西地方では7月2日頃の雑節「半夏生」に蛸(たこ)を食べる人が多いことなのだそうです。

半夏生は夏至から11日目の日のことで、この時期は雨が多いことから、農作物がタコの吸盤のように大地にはいつき、しっかり根付くようにという願いと、これから夏に向けて体力・精力をつけるという意味が込められています。

ほかにも、半夏生にサバや餅などを食べる地方もあるそうですよ。

ちなみに、8月8日もタコの日で、日付は蛸の足の数が8本であることに由来しており、広島県・三原観光協会により制定されました。

三原はたこの名産地で、たこ漁が江戸時代より代々世襲制で引き継がれており、たこが名物の街として発展してきました。

それでは、代表的なたこ料理とそれらに合わせたいお酒をご紹介してきましょう。

代表的なたこ料理①たこ焼き

代表的なたこ料理と言えば、やはりたこ焼きですよね。

たこ焼きは、昭和10年(1935年)に大阪府西成区の「会津屋」の創業者である遠藤留吉が考案したとされています。

もともとは生地が醤油味で、ソースをかけて食べるものではなかったとのこと。

ソースをかけて食べるようになったのは戦後にとんかつソースや中濃ソースが登場した後ですが、「会津屋」は今でも創業当時の味を守り、軽くつまめるサイズで生地を味付けしたソースをかけない「たこ焼き」を販売しています。

たこ焼き発祥の地の大阪には、たこ焼きが食べられるお店が多くあり、とても身近なソウルフード!

ソースはもちろん、ポン酢やおろし醤油、チーズなどたこ焼きにかけるソースやトッピングも多く、本場の味が楽しめます。

かぼすハイボール

そんなたこ焼きに合わせたいのはハイボール!

濃厚なソースが絡んだアツアツのたこ焼きと、キンキンに冷えたスッキリ炭酸のハイボールが良く合い過ぎて、無限ループ状態間違いなしです。

おすすめは、JAフーズおおいたの「かぼすハイボール」で、大分県産のかぼす果汁入りの辛口ハイボールです。

かぼすならではの爽やかな香り・酸味がクセになります。

代表的なたこ料理②明石焼き

次のたこ料理は明石焼です。

明石焼は、小麦粉とじん粉(小麦デンプンのこと)、卵、タコを使って、銅板の上で焼かれます。

そして、焼き上がった明石焼(玉子焼)を四角い板の上に乗せ、つけだしにつけていただきます。

地元明石では「卵焼き」と呼ばれているそうです。

明石焼は通販でお取り寄せ可能で、明石にお店のある「十三味(とみあじ)」の「明石玉」は、ひとつひとつ手焼きで焼き上げられており、ふんわりととろけるおいしさを堪能できます。

東経135度兵庫ドライジン

こちらに合わせたいお酒は明石で造られた「東経135度兵庫ドライジン」を使ったジントニックです。

「東経135度兵庫ドライジン」は、ヨーロッパの伝統的なジンの製法を大切にしながらも、日本を感じることのできるオリジナルなクラフトジンに仕上がっています。

重厚感あるロンドンジンをベースに、香り立つ柚子と山椒のホットでスパイシーな味わいが合わさり、奥深さとアクセントのバランスが絶妙。

口当たりがなめらかで、煎茶のほのかな苦み、大葉や梅の爽やかな香りがさっぱりとした余韻があります。

日本標準時である東経135度の子午線が通る兵庫県明石市は「時のまち」と呼ばれており、そこから東経135度兵庫ドライジンと命名されました。

ふんわりぷるぷる食感の卵の香りとだしのコク豊かな明石焼きに、クラフトジンの和のハーブのニュアンスがやさしく寄り添います。

代表的なたこ料理③たこのアヒージョ

最後のお料理は、たこのアヒージョです。


アヒージョは、スペイン語で「小さなニンニク」という意味。

刻んだニンニクを表わしており、耐熱の陶器に熱したオリーブオイルやニンニク、食材を入れて煮込むスペインの料理です。

アヒージョの代表的な具材は、エビや、牡蠣、イワシ、サバ、タラといった魚介類のほか、鶏肉、砂肝、ベーコンといった肉料理、マッシュルームなどのキノコ、じゃがいも、ブトマト、レンコンといった野菜などバラエティ豊か。

具材をそのまま食べたり、バゲットをオリーブオイルに浸して具材と一緒に食べたりと、思い思いに楽しめます。

ヨーロッパでは、特にゲルマン系の人はあまりタコを食べないと言われており、“デビルフィッシュ”と呼ばれています。

しかし、イタリアやスペインでは昔から食べられており、アヒージョの具としてもポピュラーです。

カヴァ

ペアリングしたいお酒は、スペインの代表的なスパークリングワイン「カヴァ」です。

アヒージョは、凝縮されたたこの旨みがオリーブオイルにもしっかり溶け込んでいるので、ミネラル感が豊富な白ワインと好相性。

「ムッサ カヴァ ブリュットNVヴァルフォルモサ」は、リーズナブルながら18ケ月も瓶内熟成が行われています。

フレッシュなりんごや、ほのかなミントのような爽快感、バランスの良い、エレガントな香りが際立ちます。

きめ細かな泡立ちで、熟したブドウの味わいと、バランスのとれたスムースな飲み口が特徴的。

『ブリュッセル国際コンクール2011』金賞、「サクラワインアワード」ダブルゴールドなどを受賞している超実力派スーパーコスパワインです。

タコの日は、タンパク質やタウリン、亜鉛などの栄養たっぷりなたこ料理を用意して、新たなペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか?

今日は何の日カテゴリの最新記事