8月8日は洋食の日です。
福岡県北九州市で「千草ホテル」などを経営する株式会社千草により制定されました。
日付は洋食の代表的な料理のひとつ「ハ(8)ヤ(8)シライス」と読む語呂合わせに由来。
ビーフシチュー・ハンバーグなどの洋食文化をアピールする日で、記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
洋食とは?
洋食とは、西洋料理や欧米の食文化を日本人向けにアレンジした料理のことで、和洋食などとも言われています。
文明開化により西洋料理が日本に取り入れられるようになった際に、日本人の口に合うようにアレンジされた欧米諸国の食文化のことを、日本では和食と対比して洋食と呼び親しまれています。
それでは、特に日本で親しまれている代表的な洋食と、それらに合わせたいお酒を紹介していきましょう!
代表的な洋食メニューにぴったりなお酒とは?
ハヤシライス
ハヤシライスとは、油で炒めた肉・玉ねぎの具を、ソースで煮込んでご飯にかけた日本で生まれた料理です。
このソースにデミグラスソースを使うのか、トマトソースを使うのかは人によって違いがありますが、一般的に「ハヤシライスはトマトソース」と言われています。
ハヤシライスは、程よい甘みが年齢を問わず好まれる味として人気があります。
トマトの酸味と玉ねぎの甘み、牛肉の旨味が合わさり、赤ワインを使うことでコクが出て濃厚な味に。
ご飯との相性も非常によく、普段よりもついついご飯を食べ過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか?
「ハヤシライス」の語源は諸説あり、ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス(Hashed beef with Rice)が「ハッシ・ライス」あるいは「ハイシ・ライス」となり、それが訛って「ハヤシライス」となったとする説もあります。
他にも、丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)が作った牛肉と野菜のごった煮に由来する説もあります。
ダイヤモンド・コレクション マルベック カリフォルニア
ハヤシライスにはしっかりとしたコクがあるので、程よい酸味とタンニンのある赤ワインが良く合います。
フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリーの「ダイヤモンド・コレクション マルベック カリフォルニア」はいかがでしょうか?
1975 年にナパ ・ ヴァレーの歴史あるニーバム ・ エステートの一部で映画監督のフランシス ・ フォード ・ コッポラがスタートしたこのワイナリーでは、発酵・熟成、そしてボトリングラインまで、一貫して厳しいコントロールの下、ワインが造られています。
マルベック 80% 、プティット・シラー 20%で、複雑味のある風味が特徴的。
エキゾチックな大地やスパイスの香りと、ふくよかでフルボディな味わい、そして豊かなタンニンがあります。
オムライス
オムライスとは、チキンライスを薄焼き玉子やオムレツなどでくるんだ料理です。
実は日本が発祥で、オムライスという名前はフランス語の「オムレット(omelette)」と英語の「ライス(rice)」を組み合わせた和製外来語。
オムライスの誕生には諸説あり、1900年(明治33年)、東京の洋食店「煉瓦亭」の厨房で、スプーンひとつで簡単に食べることができる“まかない料理”として、溶き卵、肉、タマネギをご飯と共に焼いた一皿があり、それを見かけた客のひとりがリクエストし、「ライスオムレツ」というメニューが誕生したと言われています。
その約20年後、大阪の洋食店「北極星」の前身である「パンヤの食堂」で、常連客に胃の調子が悪く、いつもオムレツと白いご飯だけを食べている人がいたため、店の主人が「毎日同じものばかりではかわいそうだ」とタマネギとケチャップで炒めたライスを薄焼き卵で包んで出してあげたことから「オムライス」という名前が付いたとも言われています。
ムッサ カヴァ ブリュットNVヴァルフォルモサ
卵料理には卵特有の生臭みがあるため、それらを和らげてくれる赤ワインとのペアリングは鉄板です。
また、トマトケチャップを添えると甘みと酸味が加わるので、すっきりとしたスパークリングワインとの相性もバッチリ。
「」を合わせてみてはいかがでしょうか?
セパージュは、マカベオ35%、チャレロ30%、パレリャーダ35%。
フレッシュなりんごや、ほのかなミントのような爽快感、バランスの良い、エレガントな香りが特徴的。
泡立ちは、勢いがあるものの細かく、熟したブドウの味わいがあり飲み口がスムースです。
『神の雫』でコスト・パフォーマンスの高さを絶賛された実力派の1本です。
ナポリタン
ナポリタンは、茹でたスパゲッティをタマネギ、ピーマン、ベーコンなどの具材と共に炒めトマトケチャップで調味された洋食で、日本独自のスパケティ料理です。
ナポリタンのルーツには諸説様々あり、戦後アメリカ軍によって持ち込まれたケチャップ味のスパゲティだと言われています。
アサヒ生ビール黒生
塩味やニンニクの風味がしっかりと効いているナポリタンには、「アサヒ生ビール黒生」を合わせましょう。
麦芽、クリスタル麦芽、ミュンヘン麦芽をブレンドして使用することで、麦芽の芳ばしい香りと苦味が少なく、やや甘味を感じるまろやかなうまみを実現した黒ビールです。
濃厚なパスタの味わいに負けない香ばしい風味がぴったりマッチし、炭酸が口の中をすっきりと洗い流してくれます。
アツアツパスタと冷え冷えビールの温度差がおいしさをさらに後押ししてくれます。
洋食の日には、懐かしい味わいとお酒とのペアリングをご堪能ください。