9月23日は【長野県ぶどうの日】その由来と長野県産のワインをご紹介

9月23日は【長野県ぶどうの日】その由来と長野県産のワインをご紹介

9月23日は長野県ぶどうの日です。

「ナガノパープル」「シャインマスカット」「巨峰」など、長野県産のぶどうを食べるきっかけを作り、その美味しさを多くの人に味わってもらいたいと、全国農業協同組合連合会長野県本部(JA全農長野)により制定されました。

日付の由来は、9月の下旬が長野県産ぶどうの出荷ピークの時期であることと、「房(ふさ)」=23の語呂合わせです。

長野はフルーツ王国

長野県は内陸部に位置し、標高が高く空気も水もきれい。

雨が少なくて日照時間が全国トップクラスに長いエリアです。

また、昼と夜の温度差が大きいことから、果物がおいしく育つための条件がそろっています。

長らく栽培されてきたリンゴや、ぶどう、桃、プルーン、いちご、あんず、すいかなど、様々なフルーツが栽培されています。

長野のぶどう

長野県では、生産量日本一の「巨峰」をはじめ、種なしで皮ごと食べられる人気品種「ナガノパープル」「シャインマスカット」など、さまざまな品種のぶどうが栽培・出荷されています。

主要な品種を紹介していきましょう!

巨峰

糖度が18度から20度程度と高く、香り豊か。

きめ細かで果肉には豊かなコクと優しい酸味があります。

巨峰は日本人が好むブドウとして、現在日本で作られているブドウの中では最も多く作られています。

ピオーネ

「巨峰」と「カノンホール・マスカット」の交配品種で、糖度が高くて香りがよく、適度な酸味で濃厚な味わいが特徴です。

ナガノパープル

「巨峰」と「リザマート」を交配して作られた長野県で誕生した品種で、2004年に品種登録されました。

しっかりとした甘みがあり酸味もありますが、それほど強くはないので食べやすく、風味が濃厚です。

果肉がほぐれやすく食べやすいので、最後まで飽きずに食べられます。

シャインマスカット

「安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」をかけ合わせて育成された黄緑色の大粒ブドウ品種。

糖度は20度前後と高く、酸味は少なめで、ぶどうの中でも特に甘い味わいで、果皮が薄く皮ごとパリッと食べられる手軽さからも近年人気が高まっています。

クイーンニーナ

美しい赤色の果皮が特徴的な2011年に品種登録された新しいぶどう品種です。

「巨峰」や「ピオーネ」より糖度が高く酸含量も低いうえ、噛み切りやすく硬い肉質が特徴です。

ロザリオビアンコ

山梨県の植原葡萄研究所において、1976年に「ロザキ」に「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配し生まれた白ブドウ品種。

甘味が強く、噛めば噛むほど果汁があふれ、それでいて酸味がほとんどありません。

大粒の高級ぶどうとしてシャインマスカットとともにとても人気が高い品種です。

ハイレベルな長野ワイン

ここまででご紹介した食用のぶどうのみならず、ワイン用のぶどうも多数栽培されています。

長野でよく作られている品種・ワインをご紹介しましょう。

「コンコード」のワイン

コンコードは、アメリカ合衆国原産のブドウの一種であるラブルスカ種の栽培品種のひとつで、生食のほか、果汁飲料、醸造用に加工されます。

香りがとても強く、皮ごと口に含んでかむと果汁と共に強い甘み・しっかりとした酸味が広がります。

おすすめのワインは「山辺ワイナリー コンコード辛口」です。

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イチゴ、ザクロ、プラムのような果物の香りにバラ、ジャスミンといった花の香りが寄り添い、口に含むと甘酸っぱい果実の味わいが広がるスッキリとした印象。

幅広いジャンルのお料理に合わせやすい1本です。

「ナイアガラ」のワイン

ナイアガラは、ニューヨーク州ナイアガラで誕生した白ブドウ品種。

糖度が高くて甘みが強く、果汁が豊富で特有の芳香があるぶどうです。

おすすめのワインは「安曇野ワイナリー ナイアガラ」です。

安曇野ワイナリー ナイアガラ 辛口 720ml / 日本ワイン 長野県産

長野県産ナイアガラ種を100%使用したワインで、こちらは、ナイアガラを使ったワインとしては珍しい辛口。

マスカットの様な甘く華やかな香りが広がり、口に含むと香りの甘さがスッと消えていきます。

レモンのようなスッキリとした酸味が印象的です。

「竜眼(善光寺ぶどう)」のワイン

竜眼は中国に起源を持つ古いヴィティス・ヴィニフェラ種のブドウです。

古くから長野県善光寺周辺で栽培されていたことから『善光寺ぶどう』とも呼ばれ、トロピカルフルーツ系のアロマが特徴的です。

おすすめは、「信濃ワイン スーパーデラックス 白」です。

竜眼の切れ味鋭い酸味と繊細な香りが魅力の辛口白ワイン。

綺麗な酸味が印象的でスッキリとした辛口なので、繊細な和食の味わいを引き立ててくれます。

「信濃リースリング」のワイン

信濃リースリングは、小諸をベースとしているマンズワインにより、シャルドネとリースリングを交配し開発された白ワイン用品種。

シャープな酸味とフルーティな味わいです。

おすすめは、マンズワインの「ソラリス 信濃リースリング」です。

熟した洋ナシのようなボリューム感のある果実の香りや、木樽由来のバニラを思わせるアロマが特徴。

厚みがありリッチな印象で、樹齢30年以上の古樹由来の、果実の深みと凝縮感を備えたワインと言えます。

長野県は、明治時代からワイン造りが行われており、日本国産ワインコンクールで毎年上位に入賞し続け、日本ワイン界をリードし続けている産地です。

長野県ぶどうの日には、長野産ぶどうならではのおいしさが楽しめるワインを是非味わってみてくださいね。

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