11月24~28日、東京千代田区にある靖国神社参道で「黄葉見SAKE2015-千代田区靖國神社晩秋の宴-」が開催されております。
昨年開催された「黄葉見酒まつり2014」に続くもので、黄葉見酒(こよみざけ)とは、参道両脇をいろどる銀杏の鮮やかな枯葉を眺めながら、日本酒を楽しもうとの趣向です。
24日の初日には、関係者によるかがみ開きが行われ、合図とともに銀杏がライトアップされました。
今年はあいにくの暖冬もあって、いまだ青々とした銀杏の葉も多かったものの雰囲気は十分。むしろあまり冷え込まない分、ゆっくりお酒を味わえました。
会場では日本酒が飲み比べできるようになっており、5杯/2,000円のチケットを購入すると、専用のトレーにガイドブックとおちょこが2つ渡されます(おちょこは持ち帰り可)。
今回、全国の蔵元から用意された日本酒は、追加出品も含めて何と276種類!
トレーに敷かれたペーパーには日本酒の名前が、ガイドブックには蔵元からのコメントが書かれています。それを頼りに5種類を決めるのですから、酒飲みにとっては苦行かもしれませんね。
会場には日本酒のおつまみにピッタリの食べ物を売るテントもあります。こちらはコロモに明太子を混ぜた明太子唐揚げ(600円)。
こちらは牛スジ煮込みとたこ焼き(各500円)です。もちろんいずれも出来立てで、日本酒とともに体を内側から温めてくれました。
近隣がオフィス街ということもあって、日中の人出は少な目でしたが、夕方くらいには来訪者が増え、18時にもなると随分と混雑してきました。お酒を配るテントにも、いかにも会社帰りの男性達が。
少なからぬ女性の姿も。
混雑を避けて早めに切り上げたのですが、振り返るとライトアップされた銀杏とチケット購入に並ぶ人の列が見えました。
近年、日本酒の消費量は減少傾向にありますが、訪日外国人旅行客の増加などから、日本の良さを見直そうとする動きも出ています。
さらに海外に輸出される日本酒も増えているそうなので、そうしたことをきっかけとして、日本酒文化が盛り上がって欲しいものです。
■参考サイト
黄葉見SAKE2015-千代田区靖國神社晩秋の宴-