日本酒検定でモテる?苦い過去を彷彿させた勉強初日

日本酒検定でモテる?苦い過去を彷彿させた勉強初日

モテ必至(個人差があります)…お酒が好きならぜひ読んで!

日本酒検定3級受験を決意し、注文したテキスト「日本酒の基」。試験に出ると思うと構えてしまうけれど、読み物として目を通すと本当に面白くて、一般価格3,000円(税別)とお手頃価格とは言えないまでも、お酒が好きな人ならぜひ一度は読んでもらいたい。

前回もご案内したとおり、構成内容はこんな感じ。

第1章 日本酒の原料
第2章 日本酒の製造方法
第3章 日本酒のラベル表示
第4章 日本酒の歴史
第5章 日本酒のテイスティング
第6章 日本酒のサービス
第7章 日本酒のセールスプロモーション

ひとつひとつの項目が深く掘り下げられていて読みごたえがあるし、文章も読みやすく、わかりやすい。

随所に豆知識が載っているのがまた面白い。

たとえば、「酒」という字の「酉」(とりへん)は、酒を醸造するときの酒つぼが土に半分埋まっている状態を表した象形文字が起源だとか。

こんな豆知識を、合コンで披露なんかした日には、「わー♪お酒に詳しくて知的で素敵な人」という評価を得て、濡れ手に粟くらいの勢いでモテるはず(個人差があります)。

日本酒の原材料「米とは」 イネにもいろいろあるんです

テキストの第一章、のっけから「米とは」という解説で始まっているのも、日本酒に対する真摯な姿勢が伺えてよい。(←上から目線だな)

イネは、まず大きく2分類され、アフリカイネとアジアイネに分けられるそうで。

さらにアジアイネの中で3種類に分かれ、わたしたちの食事や日本酒に関係しているのは、ジャポニカ種ということだ、なるほど。

しかし、わたしがどうしても気になってしまうのは、アフリカイネの下にできてしまった大きな空白。

日本酒検定イネイラスト

アフリカイネって、どうなの?

アジアイネはこんなに種類があって説明も充実しているけど、アフリカイネはどうなの?
種類があるの?ないの?
わからないまま、アフリカイネのこと無視して生きていくの?
アフリカイネだって、きっとがんばっているのに───!

わたしが洞察を深めるべくは「ジャポニカ種」だとわかっていても、わたしのアフリカイネへの検索の手を止めることはできずに、日本酒検定、受験勉強初日の夜が更けた。

苦い過去を思い出す。

高校時代、「試験に出る英単語2000」に対抗して、「試験に出ない英単語2000」を作ろうと、スラングや隠語を書き集める作業に没頭し、思わしい結果が得られなかった大学受験。今回の日本酒検定は○○年ぶりの「受験勉強」。○○年前とまた同じ轍を踏むの?古ぼけた図書館で勉強してたことや、図書館でよく見かけたカッコいい男子に、「合格祈願」のお守りの代わりにウケを狙って「安産祈願」のお守りを渡したら露骨に引かれてしまったこととか、大学生になって都会に出てきたら同い年の女子がすごく大人っぽくて仰天したこととか、ハイティーンの苦い思い出が次々と思い出されて悶々…

酒だ、酒!酒もってこーい!

って自分で用意するんだけど、こんな夜は焼酎が合うわね。焼酎お湯割りに、梅干入れてつんつんしよう。

どうなる、日本酒検定受験。

 

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