6月18日に池袋サンシャインシティで行われた「日本酒フェア2016」に出かけてきました。
この手のイベントでは、国内最大級と言っても良いでしょう。場所柄も良いので、大勢の人で賑わいました。
まずは全国新酒鑑評会で入賞した日本酒を中心に試飲ができる「公開きき酒会」です。
入り口で渡されるのが冊子とおちょこ。冊子を参考にしつつ、おちょこで試飲します。
400本以上の日本酒を試飲できるのですが、片っ端から飲んでいく人もいれば、冊子やラベルを参考に選んで飲む人あり。私は後者でした。
それでも100本以上は試飲したと思います。その中から「これは!」と思ったものをいくつか紹介しましょう。
まずは福島県にある國権酒造の「國権(こっけん)」。
不思議な名前だなぁと思って調べたところ、明治時代に酒蔵に逗留した僧侶が名づけたのだとか。正確な由来などは伝わっていないそうですが、民権運動など華やかなりし頃ですから、その辺りが関係しているのかもしれません。
ちょっと辛口のようですが、数字(ホームページでは日本酒度+3.5)以上に迫力を感じました。
続いて、長野県の小野酒造店の「夜明け前(よあけまえ)」。
この名前と長野県の醸造所と聞いて「もしや」と思ったのところ、やっぱり中山道の小野宿にある醸造所でした。
ホームページの商品紹介に「パイナップルやメロン様の鮮烈な果実香にあふれています」とあるように、香りが良かったです。もちろん味も。
もう1つは熊本県酒造研究所の「香露(こうろ)」。
検索したところによると、元々は熊本県内の酒造技術向上を目的に設立された研究所だったとか。さらに今回の地震で少なからぬ被害があったものの、復旧に向けて動き出しているそうです。
こちらは味も良かったのに加え、喉越しの良さも印象に残りました。
合わせて開催していたのが「第10回全国日本酒フェア」。
各都道府県の酒造組合や関係団体などがブースを出して、お酒などのアピールに努めています。
試飲ができるのはうれしいのですが、全部飲むわけにはいかないんですよね。倒れちゃいますから。
と言うわけで、各ブースが配っていた一覧表やラベルなどを参考に、いくつか試飲してみました。
気に入って購入したのは、宮城県の大和蔵酒造「雪の松島 すっきり甘い純米酒」と、広島県の盛川酒造「白鴻(はっこう)四段仕込み」です。
この他にも、いくつかのお酒とおつまみを買ってきました。少し間をおいて、自宅でゆっくりと飲んでみたいと思います。
「日本酒フェア」は、毎年、この時期に開催しています。興味のある方は、来年ぜひどうぞ。